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2010年12月19日 (日)

『小さな恋のメロディ』を見ました

Mark Lester, Tracy Hyde

 ビートルズの2作目の映画、『HELP!4人はアイドル』のラストの乱闘シーンを覚えてらっしゃるでしょうか? モルディブのような美しい砂浜で主題歌のジョン・レノンの美しい声を聴きながら、カイリ教団の連中と警察が夢中になって取っ組み合いをします。そこにポールが黒装束の女に得意のウィンクをするカットや、ジョンがマチェテのような特大ナイフを敵から奪うとそれをすかさず口にくわえ警官と社交ダンスをするカットが挿入され、だんだん敵味方がはっきりしなくなって映画は終わります。

 あの牧歌的なラストシーンと『小さな恋のメロディ』のラストの乱闘シーンは、とても近しいものがあると私は感じました。
 オーンショー(ジャック・ワイルド)が追いかけてきた教師から尻叩き用のスリッパを奪って頭をぱこんと叩くと、教師はあっけなくはしごの上から落ちてしまう。ああいうコミカルな感じとかいいですね。

 ダンスの場面で、オーンショーが、
「早いとこウェスト(West End)に行こうぜ。じゃねえとあの先生、そのうち『ヘイ・ジュード』でも歌い出しかねないぞ」
 と言って仲間の笑いをとります。これには私も笑いましたが、スタッフにとってもキャストにとってもビートルズは最大のアイドルのひとつだったろうと思います。なんたって音楽がビージーズと CSNY ですからね。

 すばらしい映画でした。オーンショーに足を蹴られて泣き出すペギーという女の子も忘れられないです。

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コメント

バルカローレさん、こんにちは。

この映画の子役の中で何人かが大人の俳優さんとして仕事をし続けているようですが、ペギーちゃん役の女優さんも確かそのひとりです。私は詳しく知りませんが、素敵な性格俳優になっているのではないでしょうか。いかにも“女の子”らしいペギーちゃんは確かにとても印象的でした。

ちょうど別のスレッドでザ・バンドのThe Weight(大好きな曲です)の話が出ていましたが、この映画の音楽の使われ方は『卒業』や『イージー・ライダー』(The Weightが素晴らしく印象的でしたね)からの一連の流れを感じます。既成の音楽を使って物語るという手法が花開いた時期でした。『いちご白書』などもそうでしたね。映画と音楽の幸せな出会いがあった季節でした。

観ましたかあ?
あのう・・お尋ねしますが・・

以前私が宣ってしまった、「ミックのポスターにキスする?」シーンてありましたでしょうか?

完全に私の記憶違いの様な気もしているのですが・・。

アマデウスさんへ。

そうそう、『いちご白書』ってありましたねえ。ずいぶん前に見ましたが、あの映画でもCSNYが使われていました。
『イージー・ライダー』ではジミ・ヘンが、
「6がいきなり9になってたとしても、俺は構わない。構うものか」
と主人公たちの気持ちを代弁するように歌います。よかった!

「ウェイト」は『イージー・ライダー』で使われたから、『ウッドストック』に入らなかったとしても大丈夫、と言えるかもしれませんね。

ありがとうございました。

てつさんへ。

ありますあります。
木の生い茂った墓地に女の子たち5~6人が集います。
そこで平らな石の上にミック・ジャガーのポスターを置き、ひとりの女の子がキスをします。

樹木希林のように「ジュリ~~ッ」とは叫びませんでした。^^

おはようございます♪
ペギー、ほんと可愛かったです。
あとメロディーが泣きながらお母さんに
髪を拭いてもらうところとか、
好きでした。
アランパーカーの作品はいいです、大好きです!
ところでクリスマスプレゼントを用意しました
http://www.youtube.com/watch?v=pFrU3PlPULw
お時間がおありのようなら、ぜひ遊びに来てくださいませ
ノルウェイ、と~~っても楽しみです☆

Melodyさんへ。

記事を書くにあたって、アラン・パーカーという人のフィルモグラフィも見ました。
結構とんでもない映画を撮る人なのですね。『ミッドナイト・エクスプレス』はこわかった。あーこわかった・・・。たまたま今Melodyさんが研究されているテーマと重なる部分が多い映画ですが。

「Please Come Home for Christmas」、拝見しました。
“カフェマリーナ”チックな風景が目白押しで、やっぱりこれはお近くで撮ったものではないでしょうか?
ほんとに素敵なところにお住まいだと思います。

七つの顔を持つ女、Melody様。
次回作はホラー仕立てですか?なんて。

ビートルズの訳詞は明日か明後日くらいにUPできそうです。

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